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民団中央本部顧問であり大阪本部常任顧問および生野西支部顧問である金二泰氏の白寿(99歳)を祝う会が7月26日、大阪市内の中国料理店で開かれた。民団大阪・生野西支部(鄭康実支団長)が主催。コロナ感染予防に細心の注意を払いつつ、支部役員30人が金翁の白寿を祝った。
まず、鄭支団長が「百年の輝かしい人生に敬意を表し、これからもご指導をお願いするとともに、108歳(茶寿)のお祝いもさせて頂きたい」と祝辞。
続いて、金顧問が幼い頃から解放直後の民団創設期の青年時代までの思い出を当時の在日同胞の生活ぶりを交えながら語った。
金顧問は、1921年7月30日、慶尚南道河東郡で6人兄弟姉妹の末っ子として出生。1934年に渡日し、新聞配達をしながら、関西工業学校(現、常翔学園高等学校)を卒業。
1945の祖国解放を移住していた福岡で迎え、同胞の帰国に協力。翌46年、朝鮮建国促進青年同盟(建青)の福岡県本部組織部長を務め、在日本朝鮮居留民団(民団)が創設されると、福岡県本部の組織部長に就任。事務局長も務めた後、大阪に戻り、1961年に塩化ビニール製造販売会社、勝山産業株式会社を設立し、現在も会長として経営に携わる。
現在、民団中央本部顧問、大阪本部常任顧問、生野西支部顧問を務める。とくに、現役支部役員の悩みや相談をよく聞き、次世代育成に情熱を燃やす。2007年、国民勲章「冬柏章」を授与。15年には、大韓老人会日本連合会大阪支部を自ら結成し初代会長に就任。昨年まで2期歴任した。
90歳を超えてもゴルフコンペで優勝するなど、壮健さを誇っている。
(本文は民団中央本部HPより転載)